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陸に住むヨコエビ!の存在を知る♪

2月2日(木) 天気:曇り <1日オリジナルジオツアー(視察)>

本日から”環世界”の研究をされている先生をお迎えして、伊豆大島の自然界に見える環世界を探すお手伝いとして一緒にカルデラ内を色々と散策してきました~

僕自身も以前より気になっていた左巻きカタツムリの存在!皆さんも含め僕自身も、今まで当たり前に見てきたカタツムリはおそらく殻の渦巻き模様が”右巻き”なのですが・・・大島のカルデラ内には珍しい”左巻きカタツムリ”が存在しています。一般的には左巻きの個体は1万匹に1匹!と言われている程、激レアなはずなのですが・・・なんと大島のカルデラ内には結構の数の左巻きカタツムリが存在しているのです。今日は季節的なせいもあり、残念ながら抜け殻しか出会えませんでしたが、全部で7つ程の左巻きに会えました!しかも広いカルデラ内のある一帯にだけとても多く集中しているのです。

ナゼこのエリアにだけ左巻きカタツムリが多く見つかるのか?そもそも左巻きカタツムリがどうして誕生したのか?ネット等で調べる限りでは、突然変異とか外敵(ヘビやマイマイカブリなど)から身を守る為に進化した?とか言われているのですが・・・実際のところはまだハッキリと解明していません。でもこの広い大島の中でも、カルデラ内にだけ見つかる率が異常に高いのも、またその特定のエリアにだけ多いのも、きっと何か理由があり、巡る巡った独自の生態系がそこにはある気がします。

今回の視察だけではもちろん何も解明出来ないので、これを機に一歩進んだ研究の足掛かりになればいいなと思う1日でした。

それともう一つ、個人的にはとてもハッピーな出会いがありました。それは普段大島の海の中で時折目にする”ヨコエビの仲間”なのですが、なんと!エビなのに!甲殻類なのに!陸に住むヨコエビが存在していたのです♪しかも海岸沿いとかではなく、カルデラの中ですよ。。。これには本当に驚きしかありませんでしたが、見た目のフォルムとか当たり前ですが、そっくりなんです。どちらも大きさは2mm~8mm程度の極小生物なのですが、地球外生物のような不思議な形のこのエビにはどうしたって心奪われてしまうのです!(あくまでも私個人の思いですが)いやあ・・・この出会いは嬉しかったなあ♪

明日も引き続き、島内を巡って”環世界”をテーマにいろいろと探ってみたいと思います。